Magazine アクタスリノベーションマガジン

[アクタススタッフのリノベ体験記]

アクタススタッフの
自宅リノベーションを
お見せします。Part3

アクタスが提案するリノベーションは「インテリアから発想するリノベーション」。

空間全体を家具の延長として捉え、家具のデザインや大きさなどから空間の使い方・全体のデザインを考えていきます。

実際に私が中古マンションを購入しリノベーションを行う際に考えたこと、経験したことをお伝えする記事の今回のテーマは「デザインを考える」です。

S邸のリノベーションはこちらから

テーマ

・不動産購入の際に考えたこと 記事はこちらから

・間取りと住宅性能について ▶記事はこちらから

・デザインを考える

・収納の考え方

デザインのテーマを決める

リノベーション空間のデザインは、何でもできる反面、色々なデザイン要素を混ぜすぎるとまとまりがなく飽きやすい空間になってしまうこともあります。 そのため、アクタスではアクタスの店舗デザインや家具との調和から考えたデザインの方向性を明確にしています。

アクタスのリノベーション・2つのデザイン

Scandinavian Way ▶Scandinavian Wayのページはこちらから

SLOW STYLE ▶SLOW STYLEのページはこちらから

私達が選択したのは「Scandinavian Way」。大切に使ってきた家具とオーク材の質感をベースに、好きな色や素材を組み合わせた空間にしたいと思いました。

空間のデザインを考える際、デザインに関するテーマやコンセプトなど基準となるイメージを決めておくと素材や色を決めやすいと思います。

私達が考えたデザインのテーマは「お宿」。 住みたい場所に大切にしてきた家具が似合うお宿があったら、と考えた色や素材感、今まで宿泊した宿で気に入った部分を切り取りながら選んでいきました

カラーと素材感を考える

テーマを決め、選んだ素材と色は、大谷石・オーク材・グレーのウールカーペット・グレーがかったグリーン系の色・ネイビー・ウォームグレーでした。

基本となる木材は、家具とも色合わせがしやすいオーク材を選び、お宿がテーマなので、和を感じる色や素材の組み合わせがイメージにありました。

色や素材は、使用する場所と持っている家具から考え、選んでいきました。

大谷石は、残念ながら素材の厚みと、費用の問題で断念しました。 壁はフラットなイメージにしたかったことと、自分達で塗り直しもしたいと思い、全て塗装仕上げとしました。壁式構造の躯体面のクロスを剥がした後に直接塗装すると、塗装面が粗い感じになってしまうため、塗装用クロスを施工し塗装しています。

▼壁紙と塗装に関しての記事はこちらから

壁紙を変える? それともペンキで塗る? それぞれの仕上げ方の違いとは

玄関から廊下の壁は、グレーがかったグリーン系のカラーで塗装し、照明も暗めに設定。床は、足触りを優先しウールカーペットを採用。玄関の黒いタイルや天井のオーク材含めて、少し和を感じる空間にしたいと思いました。

路地を抜けて明るいリビングにすっきりと繋がる路をイメージしたので、リビングのドアは付けませんでした

「間取りと住宅性能について」でもご紹介したとおり、LDはキッチン含めた一体空間にしましたが、TVボードを置くと狭く感じてしまうので、ダイニング側の壁にTVを吊っています。配線と配管を全て壁に隠蔽し、キッチンのルーバードア内部に繋げて、レコーダーやルーター等をまとめて設置しています。

リビングは、ソファとバイオエタノール暖炉を中心にプランを考え、配置に合わせて収納や照明の位置を決めています。

全ての床は、遮音性能を確保できる2重床で組み直したため、LDKとパントリーの床はヘリンボーンの挽板フローリングを採用しました。幅広のヘリンボーンはアクセントになりながら家具を組み合わせても落ち着いたイメージになります。

バイオエタノール暖炉を採用したので床暖房は導入していません。

大谷石を使いたかった場所は、タイルに変更して大谷石とは違ったイメージを考えました。

流行よりも飽きのこないベーシックなデザインのタイルを家具の色味や壁の色味に合わせて選びました。

タイルにしかない質感やデザインがあり、目地の色や貼り方など選択肢も多く、タイルを選ぶのも楽しい時間だと思います。

アクタスのオリジナルインフィル

アクタスの開発したオリジナルインフィル(内装材)は、空間を家具の延長として考え、家具と調和するデザインと質感を大切にしながら、日本国内で丁寧に製作されています。

そのオリジナルインフィルの開発に関わった経験から、予算が許す限りアクタスのリノベーションスタイル「Scandinavian Way」(▶Scandinavian Wayのページはこちらから)の オリジナルインフィルを使用する、というのもテーマの一つでした。

「L型のキッチン」「洗面台」「造作家具(収納)」「「ドア」「フローリング」「巾木」「木製内窓サッシ」「木製天井材」は、アクタス・オリジナルインフィルを採用しています。

キッチンのハンドルはオークの無垢材、ドアのハンドルは真鍮製、ダイニングの掃出し窓に採用した木製内窓サッシもオークの無垢材。人の手が触れる箇所には、経年によって味わい深く変化し愛着の増す本物の素材を使用しています。

家具からリノベーションを考える

アクタスのリノベーション+お宿というテーマから、手触り含めた素材感を優先しつつ、中心に考えたのは、使っていた家具でした。

家具から空間を考えたため、イメージした北欧家具のテイストに和を感じる色・素材を組み合わせた空間が想像しやすかったと思っています。

間取りを決める時も、デザインを決める時も、持っていた家具を中心に考えをまとめていきました。家具の使い勝手と素材感に合うかなど、判断の基準が明確なこともあり、デザインが決まるのは早かったと思います。

リノベーションした部屋に住み始めた後、家具はより人に近い道具になるため、家具から空間へとリノベーションプランを考えていくこと、家具の使い勝手と一緒にデザインを考えることも重要だと実感しています。

ぜひ、お気に入りの家具、思い出の詰まった家具、憧れの家具や照明の話をお聞かせください。


アクタスのリノベーションは「インテリアから発想するリノベーション」。

空間のデザインだけではなく、住まい方と大切な家具を一緒に考えながら、リノベーションプランをご提案いたします。

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