Magazine アクタスリノベーションマガジン

[暮らし方と実例紹介8]

偶然?必然?リノベーションで叶えた理想の在宅ワーク

いつ終息するともわからないコロナ禍の中で、在宅ワークを開始した人が増えていますが、クローゼットをワークスペースにリフォームする動きが出始めたり、在宅メーカーからはコンパクトな書斎が作れるパックプランが発売されたり、マンションのモデルルームにも急遽ワークスペースが設えられたりしているようです。

このような中、リノベーションを完成させた直後にコロナ禍が巻き起こり、結果的に先見の明があったかのごときワークライフバランスを果たしているお客様がいらっしゃいます。リノベーションを前提に、眺めの良い横浜の傾斜地に築32年83平方メートルの中古マンションを購入したO様。その在宅ワークライフを覗かせていただきました。

「予め自宅で仕事をすることを想定してプランしていましたので、家の中でのワークスペースの位置や、仕切り、配色、採光、照明など様々なものが丁度良く、仕事モードに自然と入れるのが一番良かったことです。以前の住まいでは、ダイニングテーブルに資料を積み上げてしまい仕事にも食事にも支障をきたしたり、ソファでノートPCを開くとついテレビを見てしまったりと、効率はあまり良くありませんでした。この度のリノベーションでは、設計の際にPCを2台並べてデスクを配置したいという希望を伝えていたので、何もかも無理なく納まっていて、仕事の道具が様々に広げられていても雑然とせず快適です。」

さらにこんな気づきも。「不思議なことに、食事中に仕事の資料が視界に入っていると、食事を楽しむというよりも栄養を補給するとか、空腹を解消するとか、そういった味気ない食の捉え方になっていたようです。料理好きだったのにいつもワンディッシュで。でも今は土鍋でご飯を炊いたり、だし汁を丁寧に取ったりと、料理に係る手間を楽しめるようになっています。これは、キッチンが良かったからだけではなく、案外仕事の環境をきちんと整えたからかな?と感じています。」

また、O様はこのようにも。

「思いがけず発見したのは、キッチンと書斎がすぐ近くにあるので、仕事の合間に少し立って料理の下ごしらえをするなど、食の質を上げるひと手間と気分転換が上手く両立できているということ。些細なことですが在宅勤務中の健康維持にも繋がっています。これがわざわざと感じたりする造りなら、在宅勤務への評価も変わっていたかもしれません。」

O様はあまりにも在宅勤務が快適で、ずっとこのままで良いという気分になっているのだとか。O様に起こった変化はまるでマジックのようですが、大人の仕事場を自宅に作る場合の示唆に富んでいます。ワークの質を担保しつつも、暮らし全体のクオリティを高めることになれば、在宅ワークがただ通勤をなくし仕事場を変えただけではなくなりますね。

▼この事例を詳しく見る

https://www.actus-renovation.com/case-study/article/13


アクタスでは、間取りやインフィル設計から、家具のコーディネートまで、住む人のライフスタイルに合わせた上質なリノベーションを提供しています。書斎プランを含めた空間と家具の調和を考えたトータルコーディネートなら、ぜひアクタスにお任せください。