Case Study 事例紹介

料理を囲んで楽しみ、暖炉を囲んでくつろぐ

Y様邸(神奈川県横浜市)

面積:約120㎡ 間取り:3LDK+S ご家族:単身

大きなカウンターのまわりにゲストが集まり、会話を楽しみながら作りたての料理を味わう。食事を終えたら、暖炉の火を眺めながらソファでゆったりとくつろぐ。海外に長く暮らした経験を持ち、ゲストやご家族を家に招く機会の多いライフスタイルを送っているYさんが求めたのは、ゲストと過ごす時間もひとりで過ごす時間も心地がいい空間でした。

大きなカウンターのまわりにゲストが集まり、会話を楽しみながら作りたての料理を味わう。食事を終えたら、暖炉の火を眺めながらソファでゆったりとくつろぐ。海外に長く暮らした経験を持ち、ゲストやご家族を家に招く機会の多いライフスタイルを送っているYさんが求めたのは、ゲストと過ごす時間もひとりで過ごす時間も心地がいい空間でした。

横浜市山手にあるタウンハウスを中古で購入していたYさんは、既存の壁付けキッチンの収納力の少なさと作業スペースの少なさに不満を感じていました。住居全体はリフォーム済みだったこともあり、LDKを中心にリノベーションを行いました。

当初、Yさんはアイランドキッチンにすることをイメージしていましたが、配水管を通すために床を上げるとフロアに段差ができてしまうこと、ゲストをもてなすダイニングテーブルも兼ねると調理中の水や油がはねる可能性があることから、壁付けキッチン+カウンターというレイアウトにたどり着きました。

採用したアクタスのリノベーションタイプは「Scandinavian Way」。壁付けのキッチンは、Yさんの求める使い勝手に合わせた設備機器を備えたキッチンに入れ替え、壁には渋い光沢のタイルを設え直しました。キッチンとデザインテイストを揃えて造作したカウンターの大きさは幅240cm、奥行き90cm。人造大理石の天板はダイニングテーブルと作業台を兼ね、下部はYさんのコレクションである食器を収める大容量のカップボードになっています。カウンターを照らす「TOLDBOD 120」と「SHOEMAKER STOOL No.59」も、空間に合わせてアクタスとセレクトしました。

「キッチンとリビングは、家にいるときに最も長い時間を過ごす場所。キッチンは収納力と使い勝手もですが、落ち着ける雰囲気にしたいと思っていました。暖炉の火を見ながらくつろげるリビングも、とても気に入っています」

リビングのバイオエタノール暖炉は、Yさんのリクエストで今回導入したもの。暖炉を組み込んだ収納ボードも、アクタスのオリジナルデザインで造作。天然石の天板を敷いた暖炉の上部には季節の小物がディスプレイされており、家で過ごす時間を心地よいものにしたいというYさんの想いが現れています。

リノベーションのメインだったLDKのほか、洗面室とトイレはリフォーム済みで新しいものだった機器はそのまま使い、床仕上げと壁仕上げをYさんが好きなグレージュカラーに変更。多趣味なYさんの所有物を収めるために、個室の一室はウォークインクローゼットにして、ハンガーラックを造作しました。寝室にはLDKの照明や家具と同じく曲線的なシルエットのLouis Poulsen「PATERA450」をコーディネートし、空間にやわらかさと華やかさをプラスしています。

「リノベーションした後の家について、家族や友人たちからは、とても高い評価をもらいました。普段はひとり住まいですが、家族や友人が集まるときにも十分な空間と広いカウンターがあり、みんなも心地よさを感じてくれているようです。もともと、人が集まる機会の多い家ではありましたが、これからもそんな家であり続けたいと思っています」

text:Kanako Satoh