Case Study 事例紹介

色彩と素材感にこだわってつくったカラフルな空間

N様邸(東京都品川区)

面積:約80㎡ 間取り:2LDK ご家族:ご夫婦

築50年のヴィンテージマンションに暮らすNさんご夫妻。もともと引っ越し好きで、幾度か住まいを替えてきましたが、こちらのマンションの立地や環境が気に入っていたこともあり、引っ越さずにリノベーションをすることに。

お仕事がらインテリアにお詳しいご主人と、アートに造詣が深い奥様の住まいへの思いを空間に定着させてゆくため、ご夫婦とアクタスでいろいろとアイデアを出し合い、機能だけでなく、素材感やデザインといった感性の部分まで共有し、具体的な提案の末に完成したのが、豊かな色とテクスチャーにこだわったこちらの住まいです。
リノベーションの一番の目的は、独立していたキッチンをオープンキッチンにすること。ゲストの多いN邸ですが、ゲストと会話しながらお料理作りができるようになり、ホームパーティの回数がさらに増えたそうです。

(左)道具や食器にもこだわりがあるため、あえて見せる収納に。シェルフのまん中のブルーの扉がアクセントですが、キッチンのカウンター下のブルーと色を合わせています。

(右)カウンター下にもたっぷり収納スペースを確保。キッチンの床は白を基調としたタイルにして、デザインにもこだわりました。

(上)寝室の壁はシックなブルーグレー。寝室の壁と天井はブルー系の色にすることは最初から決めていたそう。海外ブランドを含め様々な塗料を検討した結果この色に決定。ヘッドボード側の壁にはもっとアートを掛ける予定。ベッドのエリアとクローゼットを敢えて壁で仕切ったのはリノベーションの途中で出てきたアイデア。壁の裏側をバッグの収納場所として利用しています。

(下)寝室とリビングを壁で仕切らずに、黒い格子状の広いガラス窓で開口を作って繫がりをもたせました。部屋全体が広々としたスタジオのような雰囲気に。

オブジェや蔵書をしまうための壁面収納。本棚の奥の壁はブルーグレーの塗装で仕上げました。

(左)玄関ホール、これまで隠れていた窓を活かし光を取り入れて明るくなりました。一見壁に見えるように工夫したシューズ収納には、敢えてグリットを入れて扉と扉の隙間が気ならないようにオリジナルで造作。イタリアのマヨルカ焼きの模様を取り入れたタイルを、パッチワークのように楽しく配置した玄関。スペイン人の女性デザイナー「パトリシア・ウルキオラ」の作品をさりげなく取り入れました。

(右)玄関からリビングへ向かう廊下。以前は照明を点けないと暗かったのが、寝室との仕切りをガラスに変えたことで、外光が差すようになり明るくなりました。玄関からの視線を考えて、床からガラス窓までの高さを決めました。