Case Study 事例紹介

住んで10年目に手に入れた、本当の「私たちの家」

A様邸(東京都世田谷区)

面積:76.05㎡ 間取り:2LDK ご家族:夫婦+お子さま2人

「空が澄んでいる日は富士山も見えるんですよ。この眺めと日当たり、風通しが気に入っていました。子どもが大きくなり、もう少し広いマンションに住み替える話も出たのですが、やっぱりこの家がいいね、となって。リノベーションしたことで、家がずっと心地よくなりました。持ち家ではありましたが、自分たちに合わせてつくられた空間ではなかったので、本当はしっくりきていなかったんでしょうね。今は『自分たちの家』と感じられます」(ご主人)

A様ご家族は、ご夫婦と小学6年生の双子の兄弟の4人家族。今回アクタスとリノベーションした家は、約10年前に築7年で購入した約76㎡の2LDKのマンションでした。当時はまだお子さんたちが小さく、子育ての過程で床や壁が傷むことを考え、買った時点のままの内装と間取りで暮らしてきましたが、将来的なリノベーションを考えていたというA様ご夫妻。数年前にアクタスの新宿本店でリノベーションサービスの開始を知り、その時からアクタスへの依頼を決めていたと言います。

「小さい頃からずっと、“いつか自分の思うままの家をつくりたい”という夢があったんです。もともとアクタスのファンで、アクタス新宿本店にもよく行っていました。北欧風のあたたかい雰囲気や、グリーンの取り入れ方、照明の使い方など、安らぎの空間づくりが素敵だなと憧れていました。店舗だけでなく家具も好きだったので、家をアクタスでつくれば、アクタスの家具が似合う家になると思い、リノベーションをお願いしました」(奥様)

実は10年前の物件選びの時点から始まっていた、A様ご家族のリノベーション計画。お住まいのマンションは、間口が広く開口部が多いワイドスパン住戸で、配管の移動がしやすい二重床構造、南向きで日当たり良好という、リノベーションで変えるのが難しいポイントをしっかり見極めた上で選ばれた物件でした。そうして、満を持して始まったA様ご家族の家づくり。住み慣れた住まいの長所を活かしつつ、暮らしに合わないポイントを改善していく空間づくりが行われました。

もともとの2LDKの間取りをベースにしながら、大きく変わったのは玄関まわり。以前の狭い玄関では、ご主人の通勤用の自転車が廊下まではみ出していました。中途半端な奥行きで使いにくかったという玄関のシューズインクローゼットと寝室のウォークインクローゼットも解体し、自転車が置けるスペースを玄関土間に確保しつつ、下足入れとは別に折戸のクローゼットを造作。壁面にはランドリーワイヤーも取り付けました。

「玄関のクローゼットにはオフシーズンの衣服とアウターをしまっています。衣服は季節ごとに規格が同じ衣装ケースにしまっていて、衣替えの時は引き出しを入れ替えるだけ。クローゼットの奥行きは、ケースに合わせて設計してもらいました。ランドリーワイヤーは、雨の日に濡れた雨具やアウターを干せる場所が欲しくて、つけてもらいました」(奥様)

水回りの位置は変更せず、設備や内装を一新。広すぎた洗面台はコンパクトにして、空いたスペースに収納を造作しました。洗面台の下部の収納は、A様がもともとお持ちだったアクタスのバスケットが入るサイズで設計しています。廊下からのサニタリーの出入り口はドアから引き戸に変更して、浴室ドアとの干渉を解消。タイル貼りだった浴室は、メンテナンスしやすいユニットバスに変更しました。カラーリングはホワイトを基調としつつ、グレーやモカをアクセントとして壁面に取り入れ、パーツを黒にしてワンポイントに。明るく柔らかな雰囲気の中に、締まった印象もつくり出しました。

「廊下からもキッチンからも出入りできるサニタリーの動線は気に入っていたので、そのまま活かしてもらいました。天井に取り付けたハンガーバーは、洗濯機から取り出した服を一時掛けするのに使っています。ここでハンガーにかけて、浴室やバルコニーに持って行けるので便利です」(奥様)

それまで家族4人で就寝していた部屋は子ども室に。もう一部屋は夫婦の寝室にしました。狭くて使いにくかったL型やコの字型のウォークインクローゼットは、シンプルな壁面クローゼットにして、一覧性と出し入れしやすさをアップ。子ども部屋は、LDK側に出入り口を造作して、出入りの際に家族と顔を合わせられるようにしました。以前ドアがあった箇所には室内窓を設置して、廊下と玄関に光を取り入れつつ、子どもたちの様子も窺えるようにしています。

「子ども部屋のクローゼットは最低限ですが、子どもの成長に伴って家具を変える可能性があるので、家具が配置しやすいように壁面を残してもらっています。主寝室に使ったのは、ネイビーとウォームグレーの壁紙。ホワイトとグレーが好きなのですが、そればかりだと味気がないので、アクセントになる色を各所に取り入れました」(奥様)

ライトブルーのタイルにホワイトが際立つキッチンは、奥様が「私の部屋」と呼ぶお気に入りの場所。A様邸で採用したリノベーションスタイル『Slow style』は、このキッチンの框のデザインが気に入っての決定でした。ライトグレーの人造大理石の天板が、真っ白なキッチンをシックにまとめ上げています。かつてのキッチンは、吊り戸棚やパントリーで視界が遮られていましたが、パントリーを縮小し、その分カウンター収納をたっぷりサイズで造作しました。吊り棚にMEETSウォールクロックやグリーンを飾って空間に軽やかな印象をつくり出す、奥様のインテリアスタイリングが秀逸です。

「アクタスの担当の方が、私たちの好みをとても良く理解してくれたので、家づくりはスムーズでした。提案してもらったリビングのレースカーテンも、“それ!”と即決。窓辺のシェルフも、棚板の向きが変えられたり移動しやすいことが、私たち家族の暮らしにぴったりでした。以前から使っているダイニングテーブルには、Louis PoulsenのPH5を合わせました。担当の方が“この灯りを見ながらお酒が飲める”と言っていたのですが、住み始めて納得。夫婦で晩酌しながら、その灯りを堪能しています」(奥様)

リノベーション後もアクタスの二子玉川店に足繁く通い、スタッフとの交流が生まれているというAさんご夫妻。居住10年目にして手に入れた、自分たちの感性と暮らしにぴったり合う空間での暮らしを楽しんでいます。

photo:Hirotaka Hashimoto